鹿児島湾

鹿児島湾

組織

鹿児島大学水産学部附属海洋資源環境教育研究センター

研究テーマ

  • 閉鎖的内湾における物理的環境と資源量評価
  • 化学物質による環境汚染とその生態影響
  • 亜熱帯性海藻類の分布
  • 岩礁潮間帯の底生動物群集の構造とその決定要因

サイト概要

九州南端に位置し、南北約80km、東西約20km、面積 1,130km2の細長 い湾である。平均水深は117m、最大水深237mでありながら湾口部の 水深が100mと比較的浅く、閉鎖的内湾と言える。黒潮分流が流入す ることから、桜島南岸にはサンゴが生息し、浅海域にはホンダワラ 科の大型海藻が形成するガラモ場が発達しており、常時イルカの群 れが定住している。一方、深海性の底生生物も分布し、漁業の対象 となっているほか、湾 奥部には化学合成細菌を共生させるサツマハオリムシが生息してい る。このように、浅海域から深海域までの様々なハビタットが狭い 範囲に見られる特異な環境である。

連絡先

ウェブサイト URL

http://www.fish.kagoshima-u.ac.jp/fish/field/center.html