札幌羊ヶ丘実験林
組織
森林総合研究所 北海道支所
研究テーマ
北方系落葉広葉樹林における森林生態系としての物質収支と森林動態
サイト概要
札幌羊ヶ丘実験林は森林総合研究所北海道支所の実験林であり (42° 59′ N, 141° 23′ E, 標高 100-260m)、 AsiaFlux/JapanFlux サイトとして登録されている (AsiaFlux Site Code: SAP)。 本実験林は主に北方系落葉広葉樹二次林で構成されており、 焼山（標高262m）の緩やかな斜面に位置する。年平均気温は 7.1度、 月平均気温は1月に最低で -5.6度、8月に最高で 20.7度になる。 年間降水量は約900m、最大積雪深は1mを超え、積雪期間は 11月から4月である。母岩は樽前山の噴火による火山灰で形成され、 土壌は黒色土または褐色森林土である。本実験林は1912年の山火事後に 自然再生したものであり、2003年現在で91年生の森林となる。 主要構成樹種はシラカンバ、ミズナラ、ハリギリ、シナノキ、 イタヤカエデである。シラカンバとミズナラで胸高断面積合計の 75%以上をしめている。 低木層としてはノリウツギが優占し、下層植生はチシマザサ、クマイザサが 優占する。胸高直径 5cm以上の樹木の密度は 672本 ha-1、 平均樹高は 18.3m である。シラカンバ、ミズナラ、その他の樹種と 分けた場合、胸高直径の範囲はそれぞれ、14.7 – 37.4cm、 13.6 – 45.9cm、5.2 – 61.2cm である。
連絡先 1
- 住所 : 062-8518 北海道札幌市豊平区羊ヶ丘7
- 氏名 : 宇津木 玄
- 電話番号 : 011-590-5526
- Fax : 011-851-4167
- E-mail : utsugi@ffpri.affrc.go.jp
連絡先 2
- 住所 : 062-8518 北海道札幌市豊平区羊ヶ丘7
- 氏名 : 溝口 康子
- 電話番号 : 011-590-5529
- Fax : 011-851-4167
- E-mail : pop128@ffpri.affrc.go.jp