山城試験地
組織
森林総合研究所 関西支所
研究テーマ
温帯林の炭素循環過程解明のための長期モニタリング
サイト概要
位置 | 34° 47.687′ N (34.7948° N) |
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135° 50.770′ E (135.8462° E) | |
標高 | 180-255m |
傾斜 | 0-35° |
種類 | 暖温帯性落葉広葉樹林 |
面積 | 森林群落 10 km2 以上、生態学的調査面積 1.7ha、 水文学的集水面積 1.6ha |
フェッチ | 2km以上 |
主要構成種 | Quercus serrata (コナラ) |
Ilex pedunculosa (ソヨゴ) | |
Lyonia elliptica (ネジキ) | |
Alnus sieboldiana (オオバヤシャブシ) | |
Clethra barbinervis (リョウブ) | |
Eurya japonica (ヒサカキ) | |
Pinus densiflora (アカマツ) | |
Robinia Pseudo-acacia (ニセアカシア)など | |
群落高さ | 6-20m |
平均樹高 | 約 12m |
胸高直径 | 平均 7.4cm、最大 50.2cm(ヒノキ) |
樹齢 | 現在確認されている最高齢樹アカマツ 119年(胸高直径 34.8cm、 2000年の伐倒調査による) |
葉面積指数 | 4.42(夏期)、2.70(冬期)(LAI-2000による) |
群落構造 | 上層、中層、下層 |
土壌タイプ | 未熟土 |
人為撹乱の影響度 | 居住地域や主要道路か 2km以上離れている。 |
山城試験地は京都府南部の風化花崗岩地帯、木津川源流域の落葉広葉樹林に 位置する試験地である。かつて、この一帯は都市近郊林としての利用によって 裸地化していたが、約100年前にデレーケによって開始された緑化工事によって 植生が回復した。1980年代に松枯れの影響を受けた後、現在はコナラを 優占樹種とした落葉広葉樹二次林が成立している。このような二次林は 京阪神、瀬戸内地域に広く分布しており、当試験地はこれらの森林における フラックス観測手法の開発及び内部動態の解明を目的として設置された。 この試験地の特徴としては、複雑地形における空間変動があり、 この影響評価を目的として尾根部に谷部に計2基のタワーが設置されている。
連絡先 2
- 住所 : 612-0855 京都市伏見区桃山町永井久太郎68
- 氏名 : 小南裕志
- 電話番号 : 075-611-1201
- Fax : 075-611-1207
- E-mail : kominy@ffpri.affrc.go.jp